次の一手 next move 2004 3 15

3月10日の日本経済新聞には、このような記事があります。

「電波腕時計 より薄く」
「世界最薄 6.82ミリ(シチズン)」
「国内の電波腕時計市場では、
シチズンとカシオ計算機が、市場の大半を握り、
開発で出遅れたセイコーのシェアは、ごくわずか。」
「新製品で巻き返しを図る。」

 昨年は、薄型テレビで出遅れた大企業がありましたね。
今後も、あらゆる分野で、こうした「出遅れた企業」がでてくるでしょう。
なぜなら、今は、「企業戦国時代」だからです。
 大変な時代になったと思わないでください。
「天下泰平の時代」ならば、一番手のメーカーに勝つことはできないでしょう。
しかし、「企業戦国時代」ならば、
当然、二番手のメーカーや三番手のメーカーにも、チャンスがでてきます。
新興企業にも、チャンスがでてきます。
ですから、大変な時代になったと思った人は、
もう時代に取り残されているのです。
 企業経営については、カメラメーカーが、
よい見本になるでしょう。
 昔は、カメラといえば、
機械式の一眼レフカメラが主流でした。
しかし、この一眼レフカメラが、国民に普及すると、
カメラが売れなくなり、業績が苦しくなりました。
 そこで、一眼レフカメラに、
自動的にピントが合うオートフォーカスという機能を搭載しました。
このカメラは、大ヒットでした。
 しかし、このオートフォーカスの一眼レフカメラが、国民に普及すると、
カメラが売れなくなり、業績が苦しくなりました。
 そこで、今は、デジタルカメラを作り、
業績を向上させたのです。
最近は、デジタルカメラの一眼レフカメラ版を作っています。































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